気がつけば“えほん”

大人になっても、子ども心を持ち続けている私の心を癒やし、元気をくれる素敵な絵本たち。子どもの頃に出会った絵本。あの時に出会った絵本。今日出会った絵本。私の大好きな絵本たちと私のおはなしです。

センス✨✨✨《あおい目のこねこ》

子ども心でも、あ、これ、素敵💕!!
あ、これ、オシャレ✨
と感じることがあるんだと思う。
子どもを甘く見てはいけない(笑)
私の場合も、その本と出会った瞬間に、言葉では表現出来ないけれど、そういう物を感じました。
私には歳の近いおばちゃん(母の妹)が居て、
彼女がある日、小学生の私に数冊の本を送って来てくれたことがありました。
今なら、アマゾンで絵本を届けてもらうのが普通にある時代ですが、当時は自分あてに荷物が届くというだけでテンション⤴⤴⤴
包を開けるときのワクワク感を今も覚えているくらいです(笑)
そして、その本を開いた時、先に触れたセンス✨
が降臨してきました!!!
『えっ、これ何??』
『見たことも無い本!?』
『おはなしの本なのに、字があんまりない!!』
『今まで見てきた絵本とは、ちょっと違うな!!』
『何が違うのかわからないけど、何だか素敵でカッコイイ!!!』
小さな頃から、おはなし好きの私でしたが、それでも字を沢山読むのは、ちょっとしんどい時もありましたから、字をそんなに読まなくて良くて、でも、そのお話は手を抜いてる訳でもなく、マンガ的でもなく、立派なおはなしの本だったのが、子ども心に衝撃的でした!!!
その時、私はまさに、【センス】というものに生まれて初めて出会ったのかもしれません。
実は、その本( 絵本の様な、絵本ではない様な本)をプレゼントしてくれた彼女は幼稚園の先生でしたから、小学生の私にふさわしい本を吟味して選んで送ってくれたに違いありません。
ちょうど夏休みに送ってくれたので、私は夏休みの読書感想文をこの本で書いた記憶もあります。
内容は……
もちろん、素晴らしく面白くて、
何回も何回も読みました。
私の宝物の一冊になりました✨✨✨
実家の母は、物を大切に保存出来る人なので、もしや、まだこの本が実家に残っていないか??探したことがありますが、残念ながら、残ってはいませんでした。
近々、もう一度購入して、手元に置いておきたいな💗と思っています。
もしも、もしもこの先、孫でもできたなら、おばちゃんがしてくれたように、この本をプレゼントしてあげようと思っています。
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「あおい目のこねこ」
エゴン・マチーセン 文/絵
瀬田貞二 訳
福音館書店